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印刷に関してアナログ印刷、DTP、CTP、DDPCとか_06

いよいよ今日はiPhone5が発売されます。とは言え、予約してるわけでなくいつも通り落ち着いてから考えることにしてます。去年4にした(4Sではない)のでまだいいかなぁって考えと、自分のバージョンアップは奇数ごとというのがこれまでのグラフィックソフトなんかの例があって、やっぱり今回は変えようかなどと思ってますがどうなるやら。今、朝の6:50だからそろそろかなぁ。

現在のアップルに関するニュースを聞くたびに、まさかトヨタ自動車の5倍の時価総額企業になるとは思ってなかったなぁ(笑)MacIIciから始まってこれまで7,8台くらいMac使ってきたけど多少割引制度適用とかならんのかなぁ。ジョブズさんがお亡くなりになってかつて、ジョブズさんがいなくなった時のようなことになったら困るなぁなどといらぬ心配もたまにしております。

ということで、Macのハードとしての性能向上とそれに入れて使うソフトの高機能化、フォントの充実、印刷会社のデータ受入れ体制が整ったところで、印刷物の制作は版下入稿でなくてもよくなり、MOやCD-ROMにデータ入れて入稿できるようになりました。個人的には20世紀から21世紀に変わるころには全く版下を作らなくなっていました。

アタリを取るための引伸ばし機、事務所によってはトレスコなんていう場所を取る道具が不要になりました。グラフィックデザインの事務所で場所を取ってたものと言えば、やはり控えとしてのコピー類。まぁこれは仕事が終わった段階で処分してればよかったのだけど、忙しさにかまけていつの間にか足元での「保管」が常態化。ホントにコピー取りまくってたなぁ。今も事務所に複合機があるけどFAXもホトンド使わなくなってることもあり、電源切ってることが多くなってる。

入稿形態がデータ入稿になったことでいろんなものが不要になったし、またアナログでやっていたことをデジタルでやるための方法をあれやこれや試すのも、それぞれの分野で苦労があったと思います。
パソコンが使えないと仕事にならない…。これはデザインの現場に限ったことではなく、あらゆる仕事の進め方として社会全体がそういう方向で動き出したこととも連動していたわけで、時代の変化、世に中の変化というのはこういうことなのかなと。
あんなにきれいに版下を作る人が、あんな小さなピンホールを見つけて修正してきれいな写真を再現する製版技師の人が職を失うことにもなったデジタルへの移行。

でもデザイン事務所での仕事がデジタルに移行、つまり机の上にドサッと作業に必要な道具を広げて進めていた状態からモニターを覗きこみながら進める方法に変わったことでちょっと困った、やりにくいなぁと思うことも出てきた。
例えば、アシスタントが今、何をやってるのかがわかりにくいと思った。版下の時代だとちょっと作業している机の上の見るだけでどこまで進んでいるのかが分かったし、割とアドバイスもしやすかったのだけど、ちょっと目をやってもモニターが見えないなら尚のこと、チラ見で事務所全体の進行状況を把握しずらくなった。この辺、僕なんかよりたくさんのスタッフ抱えてた人はどうだったのだろうか。

当時、アシスタント募集の条件は要Mac操作可(イラレ、フォトショップ、クオーク)だったのだけど、新しいバージョンから入って来た若手は、僕の古いバージョンのときのやり方を見て「何そんな回りくどいことやってんすかぁ~」と言われちゃうくらい、まぁ使い手としては上。で、ある部分の作り込みを任せておいたらこれがなかなか終わらないようなのだ。要するにその小さな部分だけ見ちゃって、ソフトにはいろんな機能あるからあれやこれやシミュレーションできて、それが楽しいんだろけど全体見ないでそこだけに集中してしまうもんだからその部分が仕上がって全体にはめ込んだらどうなるか忘れちゃう。その想像なくしてハマっちゃうと時間掛けた割にちょっと合わないね。みたいな結果に陥りやすい。
そのあたりの管理の仕方をどうしたらいいのか、当時唸ってました。ま、これはデザイナーたくさん抱えている制作現場の監督さんには今でも同じ悩み、持ってるんぢゃないかなぁ。

僕もアシスタント時代、そんなに手取り足取りで教えてもらったわけではないのだけど、マックで仕事をすることになってかえってデザインのアドバイスがしにくくなったと思いました。デザインのことぢゃなくて、イラレやフォトショップのテクニックの話をすることになっちゃってた。版下作業しながらお師匠さんデザインのバランス、なんでこうやったのかなぁとか思いながら、勝手に微調整しながら(笑)やってそれが訓練にもなってたんだろうけど、こういう部分でのアドバイスってもう無理なんかなぁ。

今日こそは印刷についてと思っていたけど、前置きが長くなってしまったのでまた次に。

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