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QRコード、バーコード、読み取りの境目について

お疲れさまです。連休終るのを待ってたかのように怒濤の仕事・しごと・シゴト。夏までめいっぱい、ありがとうございます。そんな中、印刷物にQRコード入れたものを考えていて、ふと、地の色や材質はどこまで許されるのか気になって調べてみようと思った。

例えば、名刺にQRコード入れるっていうのはもう珍しくはないのだけど、名刺に使う紙質やQRコード(場合によってはバーコード!?それはないか。)の下地の色、単に白ぢゃーつまらないのでなんかしたいと思ったわけです。透明、あるいは半透明のアセテート系素材なんかだと、見た瞬間、おっ!と思わせられるんだろうけど、こんな素材にQRコード印字しても読めるのかいな!?とか、真っ赤な下地にQRコードスミで印字したらどーなんだ!?など可能ならやってみたいという邪心が生まれたのでした。

思い起こせば本などの表4側にバーコード入れるのが必須になったころ、ってずいぶん昔のことですが、ある写真集制作の仕事の時、「このマヌケな白窓、なんとかならんのか!」という意見が出て来ましてさて、どーしたもんかと印刷所側と協議したことがありました…。で、解決策が以下のもの(笑)
バーコード下地色アリ

今日び、本雑誌の表4側にバーコードない方が違和感あるくらいなんですが、このときはなんと下地の色で確か50%トーンくらいにしてこれなら読めますってんでこれでGOしたわけです。この写真集、誰のか分かる人はわかるのですが当時、大ベストセラーとなりましたw

まぁ、こんなところまで拘ったから売れたというわけでは全くないのですが、いわゆるパッケージデザインの現場においてどれだけコイツ(バーコード類)邪魔だなぁと思ったことか。そして今やこんな感じで遊べるものまで出て来てまして、愉快な時代となりました。
イラストQR
ググったら出て来たもの拝借。

QRコードおよびバーコードというのは基本的にスミのバー部分とその間の白い部分との明暗差で埋め込まれているデータを読み取って識別するものだと思ってますが、下地の色とか素材がどう問題なのかはこの明暗差の程度の問題なのかなと予想できます。
下地の色違い
画像は『バーコードリーダーのエイポック』様サイトより拝借させていただきました。そして以下の説明がわかりやすかったです。

バーコードリーダーは光源に赤色光を使用しています。赤色光をバーコードに投光し、赤色光が吸収されるバー(黒など)と、反射するスペース(白など)の明暗の差をセンサで判別して、読取処理しています。「スペース」に濃い青や緑を使用すると、それらの色は赤色光を吸収しやすいので、バーコードリーダーにとっては光を吸収する「バー」として写り、バーとスペースの区別がつかなくなってしまいます。そのため、読取しにくかったり、読めなくなったりします。赤はバーコードリーダー光源である赤色光に対し反射する色ですので、バーコードリーダーにとっては「白」と同じに写ります。そのため、 スペースとして判別し、読取が可能です。

QRコードやバーコードを読み込ませるためには、光を反射できる下地が必要ということなのですが、完全に透明の素材だと白い机の上に置いたりしないと読めそうにないですが、色がアカ(リーダーの光源がアカなら)あるいは明度的に白に近いものだとイケそうかな。どの程度まで読み取り可能かは仮のバーコード作って下の色10%刻みで色変えてプリントして確かめるということで探れば見つけられるのか!?各素材はそんな簡単に試すことできないかもしれないけど、そういう見本ってどっかにないのかなぁ。

でもま、アカ地にバーコードOKならこれでなんかライブイベントの告知とかに使えそうだなぁ。

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