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スキルの解放。アイデアの出し方。アプリケーションはアイデアまでは与えてくれない。

夕方5時過ぎてもまだ明るいのに最近気がついたのですが、徐々に春に近づいている感じがします。
日曜の夜は大河ドラマ『八重の桜』を見ておりますが、やはり平清盛の時のような重厚感が薄れ、前作の反省をいろんなところで踏まえた作りを感じます。別に悪いわけではないですが、映像からのインパクトは和らいでおります。昨日の回では吉田松陰、井伊直弼がお亡くなりになりまして明治維新の動乱期に入って行くのですが、いわゆる歴史ものの売りである戦闘シーンはこの物語の主人公の一生から察するにあまり多くはないのではと思われます。明治維新で会津藩が受けた仕打ちから立ち直って行く…というストーリーの流れが、今の福島の人々の励みになるべく、福島への関心を促すという支援的な意味合いもあるんではないでしょうか。

この本は今年の大河ドラマの予習的な意味でいいかと思います。

ということで、先日MacでUstream|ユーストリーム配信をするために必要な構成アイテムユーストリームでの配信方法(Ustream producer pro 2.0)を書きましたところ、普段より何倍ものアクセスをいただいたようで多少なりともお役に立ったかとちと、嬉しく思いました。

でもこれって今通用しているパソコンやシステム、それにアプリケーションでの話であって、都度なんでこーなるんだ〜とあれこれ悩みつつ解決した方法もやがては使えないメソッドとなって行きます。デザインもパソコンが使われる以前のアナログの時代であれば、人より細い線が均一に早く引けるなどのスキルも『売り』でした。が、パソコンで作業する今の時代、色々組み合わせて使えてるスキルもアプリケーションのヴァージョンアップにより誰でもさらっと出来ることになってしまったり、誰でもプロのクオリティで…云々的なものが出て来ると、残念ながら作業単価はやがて下がって行きます…(哀)今の日本のデフレ状態も似たようなもんで、海外で頼めば同じ結果が安く手に入るという傾向から発生していると思われる部分は大きい。

自分の身につけたスキルやメソッドは言わば秘伝として門外不出にすることが、デジタルアプリケーションの使い方の面においてはさほど、宝物的意味は大きくないと思います。だってホント、ググれば誰か分かりやすく解説してくれているし、もしかしたらもっとお手軽な方法が他にあるかもしれないし。

自分なんか例えばアドビのイラストレーターというソフトを最初に出た88から使ってますが、最初の頃に手が憶えてしまったやり方がなかなか抜けず、若手から「何メンドーなことやってんすかぁ〜?」と言われること多々ありました(苦笑)まぁ、それでもプロ向けのソフトというのはそれなりに難しい部分ってあるので、なかなか書いてある通りにやっても出来ないこともあります。ヴァージョンアップしたことで使い慣れていたやり方がダメになったとしても、結果的により新しいヴァージョンのものが便利で以前のものに戻れない体質になっている自分がいることに気づいていやはや(笑)

で、そういう最後の仕上げに使うソフトの使い方、スキルがどうのこうのという話より、一番最初のアイデアを掘り起こす作業の方がよほど労力と緊張を強いられます。デザインであればこんな感じでまず手書きで『ひとりブレスト』に勤しみます。
手書きラフ
デジタルデバイスの仕事効率化アプリとかで探せば、こうして手書きでやっていることと同じことできますよというのがあるんでしょうけど、残念ながらアイデアまでは引っ張り出して来てはくれません。

個人的にはこうして一度使ったコピー用紙の裏にあーでもない、こーでもないとウジウジ探してる時間って楽しいのですが、締切りもあるからいつまでも個人的な空想の世界に浸っているわけにはいきません!

デザインだけでなく、そもそも企画を考える、商談を成約させるなどにおいても想像力を働かせていろんな可能性を探るという行為は仕事してれば誰でも必要に迫られることだと思ってます。ハイ。

というわけで、ちょっと現実逃避でブログ書いておりました。これからまたもうちょい本業に戻ります。

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