ついに9月に入りまして、2学期の始まりだったり防災週間がスタートだったりと、4月に続いて割と区切りの月だったりします。海外では9月が年度の始まりなんで、日本もこのグローバルな流れに沿って行くためには9月新年度スタートにすべきだといった議論が大学などであったりします。東京大学がそうなるかなと思っていたら、なりませんでした。やっぱり桜満開の月に新年度が始まるってのが、日本人としては譲れないなんかがあるんですかね…。
新しい年度を迎えるにあたって用意する、切り替えるものとして手帳があります。先日ある手帳の表1、表4をはじめオビなどデザインして入稿したのですが、かく言う自分はこれまでにまともに手帳を使いこなしたことが全くないです。手帳を使いこなさないと仕事の状況が把握出来なくなるほど仕事してないからかもしれませんが、個人的には机上のメモに書いておくとか、googleカレンダーに打ち込んでおくくらいで済んでおります。手帳ってものの情報によると市場規模は9,000万冊で400億円以上にもなるらしい。
文房具店はもちろん、ちょっと大きめの本屋に行くと手帳売り場というのがあって、そのバリエーションの多さにおののく。ググったら2012年手帳市場トレンドというのが出て来てみて見ると
国内の手帳市場における年間の生産・出荷数は、市販市場・法人市場を合わせて約1億冊と推定されており(中略)デジタルツール全盛時代にも関わらず、スケジュール管理においては年々“アナログ派”が増加している傾向が挙げられます。「アナログ回帰」の理由としては、おもにデジタルツールの操作性・一覧性の問題などが考えられます。また、デザイン面では花柄の人気拡大、サイズについては、A6文庫本サイズが主流サイズとして定着する一方で、今後はB6単行本サイズが注目されます。
とな。https://www.jmam.co.jp/new/newsrelease/1260981_1362.htmlより。
銀座伊東屋さんでは毎年、約3,500種類の手帳・システム手帳を揃えるそうだ。ひとつの店舗でこんなに仕入れて売っているというのも凄い。3,500種類ということは冊数はもっと大きな数字になるということか!?https://trendy.nikkeibp.co.jp/lc/shun/061128_techo/index9.htmlより画像拝借。
手帳界の2大スターとして日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)の能率手帳と、手帳は高橋の高橋書店がある。(このくらいは知っていた)で、手帳っていうくらいだからサイズもA6とかで黒革のカバーに金色で2013とか書いてあるのが手帳だったのが、今やそのバリエーションもケータイ・スマホ同様賑やかだ。そうか、どっちも元は黒塗りが基本だったんだねぇ。
個人的には手帳は使っていないわけですが、今日びこんだけスマホやらタブレットなどが普及して来たら、手帳もずいぶんシェア奪われたんではないかと思ったらさにあらず! むしろここ数年デジタルデバイスがたくさん出て来ている中、アナログ回帰の現象が見られるという。
iPhoneやiPadなんかが出て来れば来るほど、手帳愛用家の方が増えて行ってるようで面白い。出て来たデジタルアプリ試してみたけど今イチ不便とか、まだまだアナログの手軽さに追いつけてない部分があったりとか、デジタルデータってなんかの拍子にあっと言う間にこの世から消えてしまうものだと思うと、大事なことを全部デジタル任せにはできんということなのかなぁ。
手帳で以前驚いたのが、あのコピーライターの糸井さんが手帳を売っていて、それがバカ売れしてるということだった。
2014年版は全4タイプ95種類も用意されているとな! Loftで9年連続売上げNo.1とは、最初に驚いてからもう9年経ってて未だその勢い衰えず。すんごいなぁ。探せばどうして手帳を売ろうと思ったのか、どうやって売れるものにして行ったのかどっか書いてあるんだろう。在庫を持つ仕事を始めたころに探して読んでおけば良かったwww
今、ささっとググったところでこんな記事があった。ほぼ日手帳大ヒットの秘密とは?
後で読んでおこうと思う。と思うと読まないのだ(笑)